Research Support
SPIRITS
滲出型加齢黄斑変性に対する遺伝子診断を活用した個別化医療実現のための共同研究事業
研究スローガン
加齢黄斑変性患者ひとりひとりに最適な治療方法の選択を可能にする
キーワード
加齢黄斑変性、抗VEGF治療、個別化医療、ゲノム
研究背景、目的及び成果の要約
加齢黄斑変性は先進国における中途失明原因1位の疾患であり、アジア諸国でも近年、急速に増加してきている。アジア人の滲出型加齢黄斑変性は白人とは異なった特徴を持っているため、アジア人を対象とした研究が必要である。本研究では日本、韓国、香港、シンガポールが共同研究を行い、ゲノムによって加齢黄斑変性に対する抗VEGF治療の効果を予測できるかどうかを検討した。
今後の展望
新規抗VEGF治療薬についても同様の研究を行って、治療薬毎にその治療結果を予測できる遺伝子を発見し、治療を行う前から遺伝子を調べることによって、各患者に最適な治療薬を選択できるようにしたい。
代表者情報
・代表者氏名:吉村長久
・所属部局名:京都大学大学院医学研究科眼科学
・自己紹介:網膜疾患や緑内障のより良い治療を目指しています。
・関連URL:http://www.kuhp.kyoto-u.ac.jp/~ganka/index.html