Research Support
SPIRITS
サウジアラビア国COEとの海水淡水化技術の高度化に関する国際共同研究プロジェクト
研究スローガン
サウジアラビアと共同で海水淡水化技術にイノベーションもたらす
キーワード
水、エネルギー、海水淡水化、混相流、MSF
研究背景、目的及び成果の要約
自然から得られる淡水がわずかな中東地域では、急激な人口増加と産業発展により増大する水需要をまかなうために大量のエネルギーを消費して海水から淡水を製造しており、水問題はエネルギー問題そのものである。そこで、京都大学で培われた熱流体工学に関する知見を中東での水問題に生かすために、サウジアラビア有数の大学であるキングアブドゥーラアジズ大学(KAU)に設置されている海水淡水化技術研究拠点(CEDT)において基礎研究実施と研究者交流を行い、密接な協力体制を構築した。
今後の展望
今後、京都大学側では海水淡水化技術の高度化のための基礎研究実施とサウジアラビア研究者の人材育成を担っていく。サウジアラビア側では大型研究プロジェクトを立ち上げて新技術の実証研究を行い、より大規模なシステムの実用化に繋げていく。
関連写真・図
代表者情報
・代表者氏名:功刀資彰
・所属部局名:工学研究科
・自己紹介:2006年度より本学工学研究科教授、主な研究分野は、気液相変化を含む混相流直接シミュレーション手法の研究、核融合炉・レーザー等の高エネルギー機器の分子熱工学的研究、新型炉や高速炉の伝熱流動関連の研究など。
・関連URL:http://www.ne.t.kyoto-u.ac.jp/ja/information/laboratory/person/kunugitomoaki-fold