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SPIRITS

ミャンマーにおける環境リスク状況把握プロジェクト

研究スローガン

急激な経済発展へと向かうミャンマーを環境汚染リスクから守る

キーワード

環境リスク、化学物質、汚染、健康影響、ミャンマー

研究背景、目的及び成果の要約

ミャンマーは現在、急激な経済発展を迎えようとしており、そのため同時に様々な環境汚染物質によるリスクの増大が懸念されています。一方で、ミャンマーの高等教育界は20年近く続いた民主化弾圧の中で、崩壊状態となり、自由な立場から環境リスクを監視する研究者らの養成が大きく送れている。本プロジェクトでは、ミャンマーにおける環境リスクの現状把握と若手研究者らの養成を目的としており、市街地生活環境における重金属汚染の状況把握や、今後の環境リスク研究のための人的ネットワーク構築が達成された。

今後の展望

今後は構築した人的ネットワークなどを利用して、様々な環境汚染物質の監視体制を構築していき、ミャンマーにおける環境リスクの増大予防と、母国を環境汚染から守るための若手人材の育成に貢献する予定である。

関連写真・図

京都大学の研究施設の説明を受けるヤンゴン工科大学院生ら
守るべきミャンマーのすばらしい水環境

代表者情報

米田稔

・代表者氏名:米田稔
・所属部局名:工学研究科
・自己紹介:多くの人が様々な環境汚染問題に不安を感じているのではないでしょうか。私たちにとってどの汚染物質がどの程度危険なのか、どうすればその悪影響を低減できるのか。人々が安心できる社会構築のため、これら課題に取り組んでいます。
・関連URL:http://risk.env.kyoto-u.ac.jp