Research Support
SPIRITS

人口90億人の食料生産を担うアジア型精密農畜水産業用プロトコルの確立

研究スローガン

90億人の食料生産と環境保全を担うアジア型精密農業,畜産,水産の確立を目指して

キーワード

精密農業、情報化、90億人、食料生産、環境保全

研究背景、目的及び成果の要約

本研究プロジェクトでは,次世代のための食料増産ならびに環境保全を解決するため,アジアを中心とした農畜水産業の最先端の技術交流を行った。特に,機械化,情報化,自動化,センシングシステムなどについて,今後の世界の食料生産および地域の問題解決に関する効果,展望などをアジア各国の研究者や技術者と交流した。今後のアジアの食料生産で重要な役割を果たす農業機械,センサならびに情報化については,研究者のみならず,10を超える韓国,台湾,日本の企業の技術者が一同に北京で会して中国の企業と議論を行った。

今後の展望

アジア各国において既に日本,韓国,台湾等のほ場用農業機械に関して導入が始まっていること,政府補助金も予算化されていることから,企業による技術導入が見込まれる。一方,ポストハーベストに関わる施設の導入が遅れていることより,産官学の協力体制での導入が期待される。

関連写真・図

近赤外分光器,X線内部品質装置,6台のカラーカメラによるミカン等の果実選別システム
腐敗始めた部位を含むミカン果実(明るい中央の円形部)
マシンビジョンシステムを有するトマト果実選別ロボット

代表者情報

近藤直

・代表者氏名:近藤直
・所属部局名:農学研究科
・自己紹介:光,画像,音を利用して,生物を対象としたセンシングを行うことが当研究室のミッションで,その研究はミクロな分子間のスケールからマクロな生産システムにまで及んでいます。それぞれの生産システムにおいては最小の入力で最高の収量と品質を目指します。
・関連URL:http://www.aptech.kais.kyoto-u.ac.jp/e/index.html