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SPIRITS

スマート材料とマイクロデバイスを応用した、ヒドラの「不死の学理」の解明

研究スローガン

ヒドラの不死の学理を定量的に解明する

キーワード

ヒドラ、再生、対称性の破れ、非平衡ゆらぎ、機能

研究背景、目的及び成果の要約

6億年前から生存する刺胞動物であるヒドラは、ギリシャ神話に登場するHydraにも名が見られるように、母体からの発芽だけでなく、解離した細胞の再集合体からも成体を再生する無限に近い再生能力を持つ。本研究では独・英の研究者と連携して、硬さを自在に変えられる材料・流路チップ・マイクロロボットというユニークな組み合わせを駆使して、ヒドラの再生の原理を物理学的手法を用いて解明する。

今後の展望

これまでに得られた成果を世界に向けて学会発表・論文・一般講義のかたちで社会に発信している。またメンバーそれぞれが単独もしくは共同で外部資金を獲得しているプロジェクトと連携して、国際共同研究を継続推進していく。

関連写真・図

マイクロロボットによるヒドラ再凝集体の力学測定と実験に携わった院生のチーム。左からM. Veschgini (Haidelberg), F. Gebert (Heidelberg), N. Khangai (Osaka)

代表者情報

キックオフシンポジウム(平成26年3月)
田中求教授

・代表者氏名:田中求
・所属部局名:物質-細胞統合システム拠点
・自己紹介:ドイツの大学で15年以上キャリアを積み、京都大学でも平成25年から研究室を主催しています。分野横断型の国際チームを率いて、医学・生物学で重要な課題を物理学の切り口から解明することを目指しています。
・関連URL:
http://www.icems.kyoto-u.ac.jp/j/ppl/grp/m-tanaka.html
http://www.pci.uni-heidelberg.de/bpc2/