第5世代移動通信システムの研究と国際標準化
研究スローガン
新にイノベーティブな通信の研究し世界に広げる
キーワード
5G、IoT、国際標準化、サイバーセキュリティ
研究背景および目的
第5世代移動体通信システム(いわゆる5G)は今までの3G、4Gの延長の標準化ではなく、全てのモノがつながるIoT(Internet of Things)やIoE(Internet of Everythings)のための普遍的にアクセス方法の実現が不可欠である。本研究は、そのアクセス方法を改良案ではなく、抜本的な変革につながる通信方式の提案を通じて5Gを実現することを目指しており、連携先ネットワークと協力した国際標準化を行う。
成果の要約
1,000から10,000以上のセンサーが同時に接続可能な全く新しい通信方式を発明し、我が国発の通信基礎技術として5G国際標準化に資するため、5つの特許を出願した。参加した学生が延べ5つの賞を受賞した。
今後の展望
本研究開発技術の5G標準化及びその実用化に挑戦
関連写真・図
代表者情報
・代表者氏名:梅野健
・所属部局名:情報学研究科
・自己紹介:理化学研究所を経て1998年4月1日郵政省入省。2003年8月26日に株式会社カオスウェア設立同取締役。
2005年理化学研究所次世代移動体通信研究チームチームリーダー(兼務)。
2004年4月1日〜2012年3月31日独立行政法人情報通信研究機構主任研究員を経て、2012年4月1日京都大学院情報学研究科数理工学専攻教授。カオス理論を用いた次世代ICTとコンピューティングの研究に25年以上。
2003年 LSI IP アワード IP賞(世界初カオス暗号チップ)、中小企業新技術新製品賞(ソフトウェア部門)
ー世界初暗号化データベース「eCipherGate」の開発ー、第18回テレコムシステム技術賞
2007年 オルガテクノ新技術部門賞
2008年 第23回テレコムシステム技術賞
・関連URL:http://chaosken.amp.i.kyoto-u.ac.jp/chaosken.html