Research Support
SPIRITS

大空間構造物の耐震性能と意匠デザインの最適化のための日米研究ネットワークの構築

研究スローガン

大空間構造のデザインと構造性能の最適化のためのネットワーク形成

キーワード

構造デザイン、建築意匠デザイン、耐震設計、構造最適化、構造材料

研究背景および目的

地震時の避難所として使用され、地域のモニュメントとして重要な大空間建築構造物(ホール、アリーナ、体育館など)は、デザイン面での重要性に加えて、極めて高い耐震性能が要求される。本プロジェクトは、建築の構造設計、構造材料、意匠デザインと構造最適化の研究者によってグループを構成することにより、これらを融合した新しい研究分野のネットワークを構築し、京都大学がそのリーダーとなることを目的とする。

成果の要約

建築の大空間を覆う構造物を主な対象として、米国の主要大学と、建築の構造設計、構造材料、意匠デザイン、構造最適化などに関する共同研究を行うための基礎を固めて、いくつかの国際共著論文の執筆につながった。また、航空宇宙工学などの他分野の研究者との共同研究も始まり、建築構造の研究の新しい方向を見出すことができた。さらに、民間企業との共同研究の発展にもつながった。

今後の展望

自由な形態を有する大空間構造のデザインと構造性能の最適化のための融合的研究を発展させ、日本が数理的な建築設計のリーダーとなれるような共同研究を進めていく。

関連写真・図

Prof. Caitlin Muellerのワークショップの参加者
Prof. Jose Araguezによるワークショップ
2017年11月開催セミナー
2018年1月開催ワークショップ

共同研究機関

Princeton University, Massachusetts Institute of Technology, Georgia Institute of Technology, Columbia University, University of Southern California

代表者情報

大崎 純

・代表者氏名:大崎 純
・所属部局名:工学研究科
・自己紹介:建築構造の解析と設計、構造最適化、計算力学、応用力学などの境界領域の研究をしています。優れた構造性能をもつ美しい建築の設計のための数理的手法の構築を目指しています。
・関連URL:
http://www.se-lab.archi.kyoto-u.ac.jp/ohsaki/index.html