Research Support
SPIRITS
地震発生予測に向けた海底地殻変動観測で使える次世代海底圧力計の開発
研究スローガン
新たな海底地震・地殻変動観測技術を開発せよ!
キーワード
海底観測、海底圧力、巨大地震、スロー地震、発生予測
研究背景および目的
世界で発生する巨大地震のほとんどは海底下で発生している。このため巨大地震の発生予測に向け新たな海底観測の技術開発が必要である。本プロジェクトでは次世代の海底地震・地殻変動の観測に向けた機器の開発および解析技術の高度化に向けた新たな研究者ネットワークの形成を目指した。
成果の要約
京都大学およびコロンビア大学で若手研究者を主体とした国際研究集会を開催した。また、アメリカ、ニュージーランド、フランスに若手研究者および大学院生を派遣した。結果として、新たな海底地震・測地観測機器の開発、観測記録の解析方法の開発、巨大地震の理解に向けた、新たな国際共同研究体制の構築を進めることができた。
今後の展望
新たに構築した国際共同チームにより外部資金獲得し、地震発生予測に向けた観測機器および解析方法の開発を進める。
共同研究機関
ラモント・ドハティー地球観測所、スクリプス海洋研究所、ワシントン大学シアトル校、GNSサイエンス、パリ地球物理研究所
代表者情報
・代表者氏名:伊藤 喜宏
・所属部局名:防災研究所
・自己紹介:スロー地震について研究している。スロー地震と巨大地震の相互作用にも興味がある。現在、日本周辺、ニュージーランドおよびメキシコをフィールドとして研究を進めている。
・関連URL:
http://www.rcep.dpri.kyoto-u.ac.jp/yito/