Workshop
ワークショップ

ムシvs.サカナ

開催日

2014年3月15日

会場

京都大学北部総合教育研究棟「益川ホール」

メンバー

飯田 敦夫(京都大学再生医科学研究所・助教)
山川 智子(大阪大学理学部・助教)
藍原 祥子(神戸大学農学部・助教)
岡本 直樹(理研CDB・研究員)
他、一般参加者80名程度。

ワークショップ概要

近年、iPS細胞やES細胞を用いた再生医療が注目を浴び、それに比例して哺乳類や培養細胞をモデルに用いた研究の社会的な露出が高くなっている。しかし一方で、魚類・鳥類や無脊椎動物など非哺乳類モデル動物を用いた研究からも、医学分野など人類社会に貢献できる優れた成果が数多く得られている。本企画は、数あるモデル動物の中からハエ(ショウジョウバエ)とサカナ(メダカ、ゼブラフィッシュ)をピックアップし、徹底して比較することで、若手研究者が相互理解と交流を深める場の提供を目的として開催された。これまで雑多な研究者が集う「学会」や、特定のモデル動物に限定した「研究会/勉強会」はあっても、異なるモデル動物同士が「1対1」で議論し、お互いを比較する機会は少なく、人的交流や共同研究など、新しい効果を期待したものである。

開催報告

今後の展望

前回のノウハウを生かし、2015年9月に新たな一般公開イベントを同メンバーで企画中である。

ワークショップを開催しての感想・メッセージ

所属する学問分野から任意に演者を集めて「セミナー/研究会」を開催する経験は今までもあったが、明確なコンセプトの元に企画を作るケースは初めてであり、勉強になったと同時にその難しさも実感した。だが、ワークショップ後の交友関係の広がりや、参加者からの「楽しかった」という声をモチベーションとして、これからもできる限りこのような取り組みを継続していきたいと思っている。

ワークショップで得たもの

ワークショップ支援を得て遠方から話題提供者を招聘できたため、これまでの関西地区における手弁当のイベントでは実現できなかった全国区のネットワークが構築できつつある。一般公開イベントとして広報したことで、不参加だった研究者にも我々の活動の趣旨が伝わり、出張先や学会等で声をかけられるケースも増えた。