京都大学アカデミックデイ2015

炎を制する-超耐熱構造材料

研究者からの一言:燃焼温度の上昇が環境に優しいことを知っていますか?

高融点、高温強度に優れたMoSi2基軸材料と他のシリサイドからなるBrittle/Brittle複相材料(融点約2000℃)中の界面の高機能化により、高温高強度、高靱性を兼ね備えた1800℃級ガスタービンで使用可能な超耐熱材料の開発を目指しています。

出展代表者

工学研究科 材料工学専攻
 乾 晴行 教授

参加者

工学研究科
 乾 晴行 教授
 岸田 恭輔 准教授
 岡本 範彦 助教
 松野下 裕貴 博士課程2年
 丸山 拓仁 修士課程1年

関連URL

http://imc.mtl.kyoto-u.ac.jp/

来場者より

がんばれがすタービン賞

アカデミックデイを経ての感想

異なる専門の研究者や一般の方々に対して研究内容を紹介するという機会はなかなかなく,今回貴重な経験ができたと思います.

多くの方から「実用化に向けて頑張ってください」等と言っていただき今後の研究の励みになりました.

フォトギャラリー

研究者の本棚

本出展の参加研究者がお勧めする本をご紹介。

今の仕事(研究、進路)を選ぶきっかけになった本

耐熱合金のおはなし

田中良平 著 / 日本規格協会

高温耐熱材料がいかにCO2削減、省エネルギーに寄与しているか、どのようにして材料設計が行われているのかなどについて初心者にもわかりやすく書かれた本で、非常に感銘を受けた。

今ハマっている本(誰かとこの本について話したい)

元素戦略

中山智弘 著 / ダイヤモンド社

「材料を制する者が世界を制する。元素を原子スケールでマニピュレートすることで、これまでにない素晴らしい材料をいかに作り上げるかを考えさせられる。

取り扱い: 京都大学図書館/ 京都府立図書館

若者にお勧めしたい本

航空の世紀

吉川康夫 著 / 技報堂出版

航空機における耐熱材料の重要性を系統的に理解するのに最適の書。

自分の研究に関連して紹介したい本

金属間化合物入門

山口正治・乾晴行・伊藤和博 著 / 内田老鶴圃

耐熱材料の中のエース、金属間化合物について平易に述べられている。

取り扱い: 京都大学図書館/ 京都府立図書館

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