京都大学アカデミックデイ2018

法の考え方の共有と影響

研究者からの一言:法にまつわる知識の伝達について研究しています

法というものは目に見えないもの。
でも法というルールにしたがって私たちは生活をしており、しかも、そのルールは国によって様々です。
その法を考える・法を学ぶとはどのように行われてきたか。ヨーロッパ大陸とは独自の発展を遂げたとされるイングランドを対象に研究しています。

出展代表者

大学院法学研究科
 松本 和洋 日本学術振興会特別研究員(PD)

参加者

大学院法学研究科
 松本 和洋 日本学術振興会特別研究員(PD)

来場者より

これからも賞

アカデミックデイを経ての感想

初めての参加で準備などに戸惑う部分もありましたが、

当日は様々な方々とお話をすることができ、大変貴重な経験を得ることができました。

自分の研究内容を社会に発信していくかということを考えられるようになったのも、

拙い話を聞いてくださった方々のご寛容、運営の皆様のご尽力のおかげです。この場を借りて御礼申し上げます。

フォトギャラリー

研究者の本棚

本出展の参加研究者がお勧めする本をご紹介。

今の仕事(研究、進路)を選ぶきっかけになった本

ラテン語法格言辞典

柴田光蔵・林信夫・佐々木健(編)

ラテン語の法格言を対象に、ローマ法、大陸法、英米法を問わず幅広く出典も示しており、それぞれに同じ法格言が用いられていることもうかがえる。大陸法と英米法の違いにはローマ法の影響の程度も関連する(英米法は影響の程度が低いと言われる)が、「同じ法格言でも、受け継いだ先で独自に意味や内容が変化していったのではないか?=その国や地域独自の法学の発達と関連するのでは?」と考えたのが現在の研究のきっかけです。

取り扱い: 京都大学図書館

若者にお勧めしたい本

法における常識 (岩波文庫)

P・G・ヴィノグラドフ(著)  末延三次・伊藤正己(翻訳)

原著・翻訳ともに出版から時間が経過しているため、現在からみると古く思える箇所もあるが、法や法学というものについて、何となくでもイメージを掴みたいと考えている人にオススメできる本

取り扱い: 京都大学図書館

自分の研究に関連して紹介したい本

リーガル・マキシム 現代に生きる法の名言・格言

吉原達也・西山敏夫・松嶋隆弘(編著)

法格言(法に関わることわざ)を、その成り立ちや日本の法体系との結びつきと併せて紹介しており、法学をこれから学ぶ人・法学に興味を持っている人のどちらも手に取ることができる本

取り扱い: 京都大学図書館

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