京都大学アカデミックデイ2022

大学博物館の標本と生物多様性科学

研究者からの一言:大学博物館と標本について一緒に考えてみませんか?

博物館の標本といえば,展示・収蔵・研究が思い浮かびます.大学博物館と博物館は違うと考えます.標本と展示・収蔵・研究に注目して,大学博物館と博物館を比べます.私たちが大学博物館で行っている生物多様性科学の取り組みや展示リニューアルを紹介します.大学博物館や標本が果たす役割を一緒に考えましょう.

出展代表者

総合博物館
 本川 雅治 教授

参加者

大学院理学研究科
 岡部 晋也 博士課程4年

大学院理学研究科
 谷戸 崇 博士課程3年

大学院理学研究科
 池田 悠吾 博士課程3年

大学院理学研究科
 カン ヘジ 修士課程2年

来場者より

たくさん、お話を聞かせて下さったで賞
展示がわかりやすかったで賞
小さい子でもわかりましたで賞
ねずみの標本、はじめて生でみた賞
ちっちゃなこうもりがあった賞
資料も内容も非常に興味深かったで賞
骨から動物について考えるのがおもしろかったで賞
おどろきとワクワクを感じた賞
自分も一緒に研究してみたいで賞
ルートに近づくほどインパクトが増加する賞
博物館マジ大切賞
標本はゼッタイ大事で賞
ネットワークは大事で賞
ベストげっ歯類賞
オー、カミヨ!(日本オオカミ標本)賞
博物館こそが多様性で賞
がんばれ賞
今後に期待賞

フォトギャラリー

研究者の本棚

本出展の参加研究者がお勧めする本をご紹介。

今の仕事(研究、進路)を選ぶきっかけになった本

西洋事情

福澤諭吉、マリオン・ソシエ(編集)、西川俊作(編集)/慶應義塾大学出版会

「博物館」という言葉をMuseumの訳語として,はじめて使ったのが福澤諭吉のこの「西洋事情」といわれています.そして,明治時代になって日本にはじめての博物館が作られました.日本の博物館や標本の歴史を考えるうえで興味深い本です.博物館や標本の概念やその国際比較について私が取り組むきっかけになりました.

今ハマっている本(誰かとこの本について話したい)

標本の本:京都大学総合博物館の収蔵室から

村松美賀子、伊藤存/青幻舎

博物館には多様な標本があります.博物館で研究していると自分の専門にとらわれて意外と標本を見ていないことがあるような気がします.この本は研究者ではないお二人が,京都大学総合博物館の収蔵室の標本をみて感じたことや,たくさんの写真がもとになった本です.私にとって新鮮さや驚きをもって楽しめる本です.

若者にお勧めしたい本

標本バカ

川田 伸一郎、浅野 文彦 (イラスト)/ブックマン社

国立科学博物館のモグラ博士の標本作製と収集の日々を綴ったエッセイ集です.標本を扱う仕事といってもなかなか想像できないかもしれません.この本を読むことで標本とともに楽しく刺激的に働く仕事の世界を少しでも知ってもらえたらと思います.

自分の研究に関連して紹介したい本

日本のネズミ:多様性と進化

本川雅治(編)/東京大学出版会

森に住むネズミの多様性を多方面から探ろうとしたものです.身近でありながら,あまり知られていない動物の実態を解明するには,フィールドワークが重要です.また,そこから博物館標本も生みだされていきます.フィールドで感じたことやひらめいたことが興味深い研究成果につながることも知ってもらいたいです.

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