京都大学アカデミックデイ2022

原子核を活用した超精密な分析と応用

研究者からの一言:小さな小さな原子核の研究が、何の役に立つのかご紹介

原子核の実験というと危ないイメージがあるかもしれませんが、物質は原子でできていて、原子の中には原子核があります。原子核の性質をうまく利用することで、物凄い精度の実験ができて、新しい研究分野が広がっています。私たちの生活に役立つ物質の精密分析に活用したり、将来の新しい実験技術としても期待されています。

出展代表者

複合原子力科学研究所
 北尾 真司 准教授

参加者

複合原子力科学研究所
 黒葛 真行 研究員

大学院理学研究科
 太田 英寿 修士課程1年

関連URL

https://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NRP/

来場者より

説明がわかりやすかったで賞
実物展示が分かりやすかった賞
ねばり強く解説してくれたで賞
むずかしかったで賞
私の話を深くまで聞いてくれたで賞
難しいテーマについても、かみくだいて語りながら進路の悩みにも応えてくださった賞
学生目線をわかってくれる賞
研究のウラ話を赤裸々にはなしてくれたで賞
もう少しお話が聞きたかったです。賞
おもしろかったで賞
すばらしいで賞
ワクワクしたで賞
原子核賞
熊取で研究費も十分でなく、花山天文台並みにガンバっているで賞
研究者が素敵で賞

フォトギャラリー

研究者の本棚

本出展の参加研究者がお勧めする本をご紹介。

今ハマっている本(誰かとこの本について話したい)

量子力学の奥深くに隠されているもの:コペンハーゲン解釈から多世界理論へ

ショーン・キャロル、塩原通緒(訳)/青土社

量子力学は、一見奇妙ですが、それに反する実験は一つも見つかっていない完成された理論です。量子力学は物理学では計算の道具になっていますが、その奇妙さを日常世界の常識で「解釈」しようとすると、非常に難しく、現代の物理学では、まだうまく解釈できていないことに悩まされます。縦書きの本で、数式は出てきません。

若者にお勧めしたい本

君たちはどう生きるか

吉野源三郎/岩波文庫

固いテーマについて子供向けに読みやすく書かれた名著としてよく推薦される本ですが、昭和12年に書かれたことを考えると、その普遍的な内容に驚かされます。大人になってから読み直しても新たな発見や気づきがあると思います。

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