京都大学アカデミックデイ2022

文化財のかけらを通してみる人と木の歴史

研究者からの一言:身近にある木材。人と木がたどってきた歴史を木を通してみてみませんか

日本人の文化には木材が欠かせません。
近年、木製文化財の科学的調査により、人と木が共にたどってきた歴史を紐解く研究が進んでいます。
本出展では、樹種を見分ける方法の現状や課題を紹介するとともに、文化財調査からわかってきたおもしろいことを紹介します。

出展代表者

生存圏研究所
 田鶴 寿弥子 助教

参加者

生存圏研究所
 反町 始 技術専門職員

関連URL

https://www.rish.kyoto-u.ac.jp/lmb/

来場者より

話しやすくわかりやすかったで賞
良かったで賞
また話しま賞
また話をききたいで賞
子供に大人気賞
しんけいすいじゃくがおもしろかったで賞
たのしいで賞
ワクワクしたで賞
おもしろかったで賞
興味深い研究で賞
色んな匂いがしたで賞
けんびきょうがすばらしいで賞
自分の目で見れてよかったで賞
とっても木にぶつぶつがあったのですごいな~と思いました賞
木材の魅力、細かすぎで伝わらない賞
木の魅力どんどん賞
沼に入らせてくれたで賞
これからもがんばってね賞
これからも木のかいはつしていくで賞
木の世界、がんばれ賞

フォトギャラリー

研究者の本棚

本出展の参加研究者がお勧めする本をご紹介。

若者にお勧めしたい本

日本建築集中講義

藤森照信、山口晃/中公文庫

飛鳥時代から昭和時代にかけての著名な建築を、専門家がちょっとちがった角度からユーモアを交えて解説する本です。私が過去に樹種や年代調査でかかわった建造物も複数掲載されているのですが、何度読んでもニヤリとできる建築の入門にぴったりの本です。

柿の種

寺田寅彦/岩波書店

この本の中に、「花が樹にくっついている間は植物学の問題になるが、樹をはなれた瞬間から以後の事柄は問題にならぬそうである。学問というものはどうも窮屈なものである。」と、学問の有り方に疑問を投げかけている言葉があります。寺田氏により、窮屈なと形容されたそのような学問は今、分野横断型や学際研究という名前で、様々な分野で徐々に進められるようになってきています。研究に行き詰ると、いつもこの本をパラパラと読み返します。

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