京都大学アカデミックデイ2023

研究対象者の人権・福祉をAIで守る

研究者からの一言:研究倫理とはどのようなイメージでしょうか?

人を対象とした研究において、研究対象者の人権・福祉を守ることは必須の責務である。それらを守るために倫理委員会は存在するも、近年、日本全土で乱立し、質の低下が社会問題である。年間1500件以上の研究を審査する京大の倫理審査経験から、研究対象者に降りかかる倫理的問題を、人工知能で指摘する技術を開発中。

出展代表者

医学部附属病院
 森 拓也 特定助教

参加者

医学部附属病院
 渡邉 卓也 特定講師

来場者より

めちゃくちゃがんばってほしいで賞
これからも頑張っていただきたい賞
人手がほしいで賞
新たな視点を与えてくれたで賞
これからのご研究の発展に期待しているで賞
認知度は低いが重要賞
日本の未来のためにがんばって下さい賞

フォトギャラリー

研究者の本棚

本出展の参加研究者がお勧めする本をご紹介。

若者にお勧めしたい本

三千円の使いかた

原田ひ香

この本を読めば、普段、気にも留めなかったことを新たに考えさせられるきっかけになります。カジュアルなのに奥ゆかしい、不思議な本です。

自分の研究に関連して紹介したい本

Rethinking Informed Consent in Bioethics

Neil C. Manson、 Onora O’Neill

現代の日本でインフォームドコンセント(IC)というと、カチッとした説明と同意ですが、本書は、ICは共同意思決定のプロセスとして、信頼関係の構築に伴う、柔軟なICの考え方を学べます。

みんなの研究倫理入門:臨床研究になぜこんな面倒な手続きが必要なのか

田代志門

研究倫理とは何かを実例ベースで書かれており、研究者だけでなく、一般の方にも研究倫理を理解しやすくい本ですので、おすすめです。

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