翔太と猫のインサイトの夏休み:哲学的諸問題へのいざない
永井均
いわゆる子供向けの哲学書です。中学生の時に読み、「答えのない問いについて深く考え続けること」の魅力に出会いました。よくありがちな「思想史の紹介」ではなく、読み手が積極的に考えなければならないように書かれており、読みごたえがあります。
研究者からの一言:レーザー光で原子を冷やすと、未知の世界が広がります
社会に変革をもたらしつつある量子コンピューター。まだ解き明かされていない宇宙の謎。一見まったく関係なさそうな2つの概念が、「冷却原子」というツールを通じてつながります。
理学研究科
高橋 義朗 教授
理学研究科
小澤 直也 特定研究員
理学研究科
中村 勇真 博士課程2年
http://yagura.scphys.kyoto-u.ac.jp/
組み合わせの面白さで賞
冷やすとすごいで賞
ワクワクで賞
おもしろかったで賞
よく質問に答えてくれたで賞
今後の発展が楽しみで賞
将来への可能性がありそうで賞
ダークマターはあなたで賞
最もアツかったで賞
宇宙のなぞにせまってほしいで賞
本出展の参加研究者がお勧めする本をご紹介。
永井均
いわゆる子供向けの哲学書です。中学生の時に読み、「答えのない問いについて深く考え続けること」の魅力に出会いました。よくありがちな「思想史の紹介」ではなく、読み手が積極的に考えなければならないように書かれており、読みごたえがあります。
ウラジーミル・ナボコフ / 富士川義之(訳)
最近あまり読書をしていないので、単純に好きな本を挙げさせていただきました。非常に技巧的に書かれた長編小説で、文学の面白さに改めて気づきました。もし高校生の頃に出会っていれば、国語が好きになっていたと思います。
別役実
平易な文章でありながら、内容は決して単純ではない、「大人向けの童話」として書かれた短編集です。たくさんの(難解な)本を読む若い時分にこそ、このような行間の広い本に出会うことで視野が広まるのではないでしょうか。
ワーナー・ハイゼンベルク、湯川秀樹 / 山崎和夫(訳)
直接研究に関連しているわけではないですが、量子力学が成立する前後の時代背景や、当時の物理学者たちが考えていたことを知ることができ、教科書とはまた違った意味で勉強になる本です。