京都大学アカデミックデイ2024

おサルさんの頭のホネから分かること

研究者からの一言:おサルさんのホネ、触ってみませんか!

後ろ足だけで歩いて前足を器用につかうヒトや、温泉につかるニホンザル、長い中指で虫を捕まえて食べるアイアイ。おサルさんの仲間、霊長類は想像をこえるほど色んな生き方を魅せてくれます。そんなおサルさんの不思議な世界を、頭のホネに注目して一緒に考えてみましょう!

出展代表者

大学院理学研究科
 豊田 直人 博士課程2年

参加者

ヒト行動進化研究センター
 平崎 鋭矢 准教授
 服部 美里 支援職員

関連URL

http://www.ehub.kyoto-u.ac.jp/

研究者の本棚

本出展の参加研究者がお勧めする本をご紹介。

今の仕事(研究、進路)を選ぶきっかけになった本

自然人類学入門:ヒトらしさの原点

真家 和生

ヒトの特徴である直立二足歩行や大きな脳が、どのような進化の過程によって出来上がってきたのかを優しく説明してくれています。生き物としての人間に興味をもった方にはお勧めです。

若者にお勧めしたい本

アルジャーノンに花束を

ダニエル・キイス、小尾 芙佐(訳)

中学生のときに初めて読みました。今でも時々読み返すことがあります。思いやる心の尊さが身に染みます。

自分の研究に関連して紹介したい本

化石が語る サルの進化・ヒトの誕生

高井 正成、中務 真人

実は、、、ヒトや霊長類の化石は、小さな骨や歯の欠片ひとつが見つかることが多いです。そんな数センチくらいの化石から、「その生き物が何を食べていたのか」、「どういう風に過ごしていたのか」といった情報をひきだすプロが古人類学者・古霊長類学者です。そんなプロの研究者が、どうやって科学的に名推理を繰り広げるのか、やさしく解説してくれている本です。

人体六〇〇万年史:科学が明かす進化・健康・疾病(上下巻)

ダニエル・E・リーバーマン / 塩原 通緒(訳)

身体という自分自身のハードウェアについて、その成り立ち、現状、未来を考えるきっかけにしていただければと思います。

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