京都大学アカデミックデイ2024

合成生物学で世界を変えよう

研究者からの一言:生活の中で「こういうことができたらいいな」と空想することはありますか? もしかして「合成生物学」の出番があるかもしれません!

遺伝子組換え技術を使ってさまざまな製品を作る「合成生物学」。年に一度、世界中の大学生がパリに集まり、研究成果を競う大会が開かれます。京都大学のチームiGEM Kyotoは今年、農業における窒素肥料の削減を目指してバイオセンサーの開発に取り組みました。研究の成果とパリでの大会の様子を紹介します。

出展代表者

医生物学研究所
 北畠 真 助教

参加者

薬学部
 桐山 賢斗 2年
農学部
 馬場 萌枝 1年
 橋本 麻利 1年

研究者の本棚

本出展の参加研究者がお勧めする本をご紹介。

今の仕事(研究、進路)を選ぶきっかけになった本

Essential細胞生物学(原書第5版)

Alberts Bruce、Hopkin, Karen、Johnson, Alexander、Morgan David、Raff Martin、Roberts Keith、Walter Peter / 中村 桂子、松原 謙一、榊 佳之、水島 昇(訳)

オーケストラの練習に夢中であまり勉強しなかった学生時代。一冊の教科書に出会い、読み始めたら面白くて止まらず、毎日、起きてる時間は連続で読み、読了しました。気づいたら進学して研究者になってました。ここでは手に入りやすい日本語概要版をご紹介しますが、Molecular Biology of the Cell 7th editionもおすすめです。

若者にお勧めしたい本

マリス博士の奇想天外な人生

キャリー・マリス / 福岡 伸一(訳)

世紀の大発明PCRを考案したマリス博士のエッセイ。若い頃から「普通でない」人生を歩んでます。世界は自分が思ってるより広く、面白いことはいくらでもあるのかも?

自分の研究に関連して紹介したい本

微生物の狩人(上下巻)

ポール・ド・クライフ / 秋元 寿恵夫(訳)

微生物の発見の歴史や病気との戦いを、手に汗握るリアルな文章で読ませます。とにかく面白いです。読み始めたら最後まで止まりません。

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