京都大学アカデミックデイ2024
光らない分子を光らせる
研究者からの一言:分子振動と電子の間の相互作用を制御することにより、発光分子などの機能性分子を設計する研究をしています。
光をあててもほとんどの分子は発光しません。これは光から受け取った電子のエネルギーが熱になってしまうためです。分子は電子と原子核とから構成されています。熱エネルギーは分子振動(=原子核の振動運動)のエネルギーであって、電子の運動と分子振動の間に相互作用があるためにこのような”失活”がおこります。このような相互作用(振電相互作用といいます)を抑制することができれば、光らない分子を光らせることが可能になります。
出展代表者
福井謙一記念研究センター
佐藤 徹 教授
参加者
福井謙一記念研究センター
春田 直毅 特定准教授
大田 航 特定助教
研究者の本棚
本出展の参加研究者がお勧めする本をご紹介。
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