京都大学アカデミックデイ2024

ヒトゲノム改編の匠を目指す!

研究者からの一言:今日からあなたもヒトゲノムを探求する冒険者!

ウォルツェン研究室では「ヒトゲノムの完全制御」を目指し、iPS細胞を用いて最先端の遺伝子編集技術を開発・活用しています。まずはゲノムを理解することから始まり、変異の修正や新しい遺伝子機能の導入のために必要な技術をマスターしていくことを目指しています。あなたも私たちと一緒に挑戦してみませんか?

出展代表者

大学院医学研究科
 Xiaoyan Ren 大学院生

参加者

大学院医学研究科
 渋江省吾 博士課程2年生
 Hafiza Ishrat Fatima 博士課程2年生

iPS細胞研究所
 Woltjen Knut 准教授
 Suji Lee 特定研究員
 Qi Fang 特定研究員
 家⼸ 紗⽮⾹ 特定研究員
 Gabriel Martínez-Gálvez 特定研究員
 Nurfarhana Binti Ferdaos 特定研究員
 Karen Kai-Lin Hwang 研究生

関連URL

https://woltjen.cira.kyoto-u.ac.jp/

研究者の本棚

本出展の参加研究者がお勧めする本をご紹介。

今の仕事(研究、進路)を選ぶきっかけになった本

もやしもん 

石川 雅之

もやしもんは「微生物が見える特殊能力」を持った主人公が繰り広げる日常を描いた漫画です。本書籍を通して、見えない微生物やたんぱく質が社会で重要な役割をしていることを学び、生命科学者を志すようになりました。

今ハマっている本(誰かとこの本について話したい)

ホワット・イフ?:野球のボールを光速で投げたらどうなるか

ランドール・ マンロー / 吉田 三知世 (訳)

私は科学は疑問、つまりWhy?の上に成り立っていると考えています。この本はその疑問を追求した本です。日常では「起こり得ないことが起きた時どうなるか」を科学で明らかにします。一見バカげた質問ばかりですが、それに対する回答を見るとワクワクしてきます

若者にお勧めしたい本

生命はデジタルでできている:情報から見た新しい生命像

田口 善弘

次世代シーケンサーというDNAを大量に読み取る装置ができてから、生命科学研究は根本的に変わりました。特に、次世代シーケンサーだけでなく、他の測定装置も急速に発展しているので、取得できるデータが巨大なものに変わってきています。そこで重要な考え方が本書籍のタイトルにもあるデジタル的思考です。本書籍では生命において重要なDNA、RNA、たんぱく質におけるデジタル情報の世界を学ぶことができます。

自分の研究に関連して紹介したい本

ゲノム編集とはなにか:「DNAのハサミ」クリスパーで生命科学はどう変わるのか

山本 卓

ノーベル賞を受賞したCRISPR-Cas9技術を含む「ゲノム編集」について包括的に学ぶことができます。日本はゲノム編集領域で非常に強く、昨今ではゲノム編集食品がいくつか登場してきています。私たちの研究室でも遺伝学を研究するために応用しています。

  • Facebook
  • Twitter