京都大学アカデミックデイ2024

“じぶん”のiPS細胞で怪我や病気を治す未来!〜iPS細胞の歴史・作り方・応用まで〜

研究者からの一言:“じぶん”のiPS細胞で何ができるのか!?一緒にお話ししませんか?

本ブースでは、iPS細胞の理解を深めるだけでなく、未来の再生医療の発展に貢献できるよう、参加者と科学者との相互交流を目指します。ぜひ気軽にお立ち寄り下さい!

1. iPS細胞について:基礎から応用まで学ぶ機会を提供します!
  発見の歴史/ iPS細胞の作り方 / 臨床応用(再生医療や薬剤開発など)

2. 体験学習:体験学習を通して、iPS細胞への理解を深めることができます!
  iPS細胞の顕微鏡観察 / アプリで学習 / iPS細胞を擬似体験

3. 科学者との対話:未来の医療の発展に貢献できるかも?!
  参加者と科学者の相互交流 / “じぶん”のiPS細胞があったらどうする?

出展代表者

iPS細胞研究所
 中川 誠人 講師

参加者

iPS細胞研究所 
 柚木 康弘 特定研究員
大学院医学研究科
 正井 聡美 博士課程2年

関連URL

https://nakagawa.cira.kyoto-u.ac.jp

研究者の本棚

本出展の参加研究者がお勧めする本をご紹介。

今の仕事(研究、進路)を選ぶきっかけになった本

山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた

山中 伸弥、緑 慎也

山中伸弥博士が自身の人生とiPS細胞研究について語る一冊です。この本では、iPS細胞の発見からその応用までの道のり、研究に対する情熱と哲学を詳細に紹介しています。私自身、この本を読んでiPS細胞研究の魅力に引き込まれ、現在の仕事を選ぶきっかけとなりました。科学の最前線で起きていることを知り、自らの将来について新たな視点が得られる価値ある内容です。

iPS細胞:不可能を可能にした細胞

黒木 登志夫

iPS細胞の奇跡的な発見とその応用可能性を詳しく描いています。基礎から臨床応用までの道のりや、研究の挑戦と努力が詳細に紹介されています。この本を通じて、iPS細胞研究の深さと広がりに触れ、現在の仕事を選ぶ大きなきっかけとなりました。科学への情熱を再確認し、再生医療の未来に期待を膨らませてくれます。

今ハマっている本(誰かとこの本について話したい)

LIFESPAN(ライフスパン):老いなき世界

デビッド・A・シンクレア、マシュー・D・ラプラント / 梶山 あゆみ(訳)

老化のメカニズムを解明し、長寿の可能性を探る本です。科学者や医療従事者はもちろん、健康に興味がある一般の方にもぜひ読んでいただきたい本です。社会の期待に応えられる研究成果を出すのはいつだって困難を伴いますが、この本は、成果を出した後について考えさせられる点で他の本より興味深いと感じています。

若者にお勧めしたい本

iPS細胞かるた

京都大学iPS細胞研究所(編)

京都大学iPS細胞研究所が監修した、かるた形式のガイドブックです。iPS細胞について楽しく学ぶことができ、基礎知識を身につけるのに最適です。これから生物学を学ぼうと考えている小中学生にとって、iPS細胞だけでなく、科学そのものを身近に感じるきっかけとなり、未来の研究者としての第一歩を踏み出すためのインスピレーションを与えてくれます。遊びながら学べるので、友達や家族と一緒に楽しむことができる教材です。

iPS細胞の研究室:体のしくみから研究の未来まで

志田 あやか / 京都大学iPS細胞研究所 国際広報室(編)

山中伸弥博士と彼のチームがiPS細胞の研究を進める過程を詳しく描いています。iPS細胞の基礎から応用まで、科学的な発見とその背後にある努力と情熱をリアルに伝えています。若者にとって、科学の最前線で起きていることを知る貴重な機会となるでしょう。研究の現場にいる科学者たちの姿に触れることで、自らの将来についても新たな視点を得られるはずです。

山中iPS細胞・ノーベル賞受賞論文を読もう:山中iPS2つの論文〈マウスとヒト〉の英和対訳と解説及び将来の実用化展望

山中 伸弥 / 西川 伸一(監修)、ニシカワ & アソシエイツ(訳)

山中伸弥博士のノーベル賞受賞論文を英和対訳と解説で提供しています。iPS細胞研究の基礎から応用までを理解するのに役立ち、将来の実用化展望についても触れています。科学に興味がある若者にとって、論文を通じて研究の深さと広がりを感じることができる貴重な一冊です。科学者の思考過程や発見のプロセスを追体験し、自らの研究に対する情熱をさらに高めることができるでしょう。

自分の研究に関連して紹介したい本

iPS細胞の歩みと挑戦

中内 彩香、和田濵 裕之 / 京都大学iPS細胞研究所 国際広報室(編) 

山中伸弥博士がiPS細胞研究の道を歩む中での経験や思いを語った一冊です。iPS細胞の発見からその応用、さらに人生哲学に至るまで、幅広い視点で述べられています。私自身の研究とも密接に関連しており、特にiPS細胞の基礎研究から臨床応用までのプロセスや、再生医療における課題と未来について深く学ぶことができます。知的好奇心が刺激され、自らの研究に対する情熱をさらに高めることができると思います。

最新ES細胞 iPS細胞:再生医療、創薬、病気の解明……。新たな可能性にせまる

ニュートンムック ニュートン別冊

少し古いと思われる方も居られるとは思うのですが、iPS細胞の発見と活用法について詳細に解説した良書です。再生医療に関心があり、理解を深めたいと考えているすべての人におすすめで、現代医学研究の最前線に触れられます。

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