京都大学アカデミックデイ2024

一人の価値の計算ー200年の間違い

研究者からの一言:社会経済指標の設計には標準化が必要であることを主張しています。

選挙における一票の格差問題は、席数÷人口で一人(一票)の価値を計算されているが、この計算式は、席数が人口に比例するという成立しないことを暗黙的に仮定しており、間違っているのです。それを用いて議席の配分を調整すると不平等な状況を悪化させてしまいます。代わりに「席数の2.5乗÷人口」で一人の価値を計算する式を提案します。

出展代表者

大学院総合生存学館
 趙 亮 准教授

参加者

大学院総合生存学館
 王 立坤 修士課程1年

関連URL

https://aw.gsais.kyoto-u.ac.jp

研究者の本棚

本出展の参加研究者がお勧めする本をご紹介。

若者にお勧めしたい本

スケール:生命、都市、経済をめぐる普遍的法則(上下巻)

ジョフリー ウェスト / 山形 浩生、森本 正史(訳)

スケールの大きい研究を目指しましょう

自分の研究に関連して紹介したい本

選挙・投票・公共選択の数理

大山 達夫(編)/ 日本応用数理学会(監修)

我々による第6章「最も好都合な議員定数」(pp.99-122)に今回の企画の背景知識にあたる議員の定数について詳しく述べています。

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