京都大学アカデミックデイ2024

水・衛生でアフリカ都市スラムの下痢を防ぐ

研究者からの一言:サハラ以南アフリカでは3人に2人が安全な水、衛生的なトイレを使えません。

ザンビア・ルサカの低所得地区ではコレラが毎年のように発生する。しかし、人々はスマホは持ってもトイレは持たず、水と衛生の優先順位は低い。身の回りの下痢リスクを自ら見える化できれば、水と衛生の必要性を「実感」し、その主体的な実践が可能になる。現在、JSTとJICAの支援を受け、その実現に向けたプロジェクトを実施している.

出展代表者

アフリカ地域研究資料センター / 大学院アジア・アフリカ地域研究研究科
 原田 英典 准教授

関連URL

https://sites.google.com/kyoto-u.ac.jp/harada/top
https://wash.africa.kyoto-u.ac.jp/splash/
https://www.facebook.com/profile.php?id=61566361805887

研究者の本棚

本出展の参加研究者がお勧めする本をご紹介。

自分の研究に関連して紹介したい本

サニテーションと健康

原田 英典、山内 太郎(編著)

トイレと汚物の始末をつけることであるサニテーションと健康との関わりについてまとめた書籍です。アフリカをはじめとした低-中所得国の水・衛生改善に関心がある人にはぜひ読んでほしい書籍です。

総論 サニテーション学の構築

山内 太郎、中尾 世治、原田 英典(編著)

トイレと汚物の始末をつけることであるサニテーションを一つの学問として提案した書籍です.アフリカをはじめとした低-中所得国の水・衛生改善に関心がある人にはぜひ読んでほしい書籍です.

サニテーションのしくみと共創

清水 貴夫、牛島 健、池見 真由、林 耕次(編著)

トイレと汚物の始末をつけることであるサニテーションのしくみをどのようにつくり上げ,使い続けていくかを考えるための書籍です.私もサニテーションをどのように地域で計画するか,ザンビアでの取り組みについて執筆しています.

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