Research Support
SPIRITS

機能性分子の生理化学研究に基づく新規健康増進基盤創出のための国際拠点形成

研究スローガン

健康に役立つ機能性分子を化学と生物学が融合した生理化学の叡智で創造する

キーワード

機能性食品、医薬品、生理化学、腸内細菌、脂肪酸

研究背景、目的及び成果の要約

健康に役立つ機能性分子を、化学と生物学が融合した「生理化学」研究により見つけだし、新たな機能性食品・医薬品素材の開発へと応用した。たとえば、腸内細菌が健康に貢献している一因を、食事成分の腸内細菌代謝の解析から解き明かした。具体的には、食事により摂取した油脂から、乳酸菌などの腸内細菌が水酸化脂肪酸・オキソ脂肪酸などの特殊な脂肪酸を生成し、これらの脂肪酸が肥満やアレルギーの改善に機能していることを見いだし、新規機能性食品素材として開発した。

今後の展望

健康をサポートする新たな食品・医薬品素材を作り出す。

関連写真・図

腸内細菌の一種である乳酸菌のコロニー
食事成分の腸内細菌代謝物による健康増進
腸内細菌脂質代謝産物より開発した新規機能性脂質

代表者情報

小川順

・代表者氏名:小川順
・所属部局名:農学研究科
・自己紹介:微生物に様々な機能を探索し、それを磨き上げ、社会に役立つ技術として開発する研究に取り組んでいます。
・関連URL:http://www.hakko.kais.kyoto-u.ac.jp/