Research Support
SPIRITS

植物科学の国際研究拠点形成により植物版WINDOW構想の実現を目指す

研究スローガン

若手研究者を中心にした植物科学の異分野交流および国際研究拠点の形成

キーワード

植物科学、分子生物学、マクロ生物学、国際若手ワークショップ

研究背景および目的

本研究プロジェクトは、2015年に開催された京都大学—英ブリストル大学—独ハイデルベルク大学の共催シンポジウムで構築された植物科学のネットワークを基に、グローバルな異分野交流拠点の形成につなげることを目的としている。「植物科学」をキーワードにした国際研究拠点の形成により、植物版WINDOW構想すなわち「PM型研究リーダーの育成」や「異なる能力や発想の出会いによるイノベーションの創出」を目指した。

成果の要約

1年目には英ブリストル大学において、2年目にはスイス・チューリヒ大学において若手主導の国際ワークショップを共催し、それぞれ約60名(京都大学から14名程度)が参加した。多くの学生やポスドクが国際的な場で発表する機会を得て、国際交流を促進することができた。ブリストル大との共同研究では、大学院生を相互に短期間受け入れ双方の研究解析技術の向上に貢献し、その成果の一部は平成30年度の論文として発表した。

今後の展望

学生やポスドクが海外で発表機会をもち同世代と交流することは、国際的に活躍する研究者の育成に重要である。本研究プロジェクトで形成したネットワークをさらに発展させ、定期的な国際ワークショップの開催などにつなげていきたい。

関連写真・図

植物科学ワークショップの集合写真(2018年2月チューリヒ大学)
植物科学ワークショップのプログラム冊子の表紙

代表者情報

嶋田知生

・代表者氏名:嶋田知生
・所属部局名:理学研究科
・自己紹介:植物学教室講師。主にモデル植物シロイヌナズナを実験材料に用いて、植物の成長生理や細胞分化に関わる分子メカニズムを細胞生物学や分子遺伝学などの手法を用いて研究している。
・関連URL:http://plantcell.sci.kyoto-u.ac.jp/