Research Support
SPIRITS
相界面の次世代高度信頼性評価の物理体系化を目指した国際研究拠点形成
研究スローガン
国際研究拠点形成を通して相界面の高度信頼性物理学の体系化を目指す
キーワード
信頼性物理、相界面、欠陥、設計、アート
研究背景および目的
革新的技術の開発には異分野間の技術交流が有効な手段の一つである。超高信頼性が要求される新機能素子の研究では、相界面の物理化学的諸現象の理解がますます重要となっている。本プロジェクトでは、多様な相界面の数理物理的モデルとその解析技術の議論ができる国際的な研究拠点を形成し、信頼性物理学に立脚した相界面物理学の新たな枠組みの創出を目指す。
成果の要約
京都大学を学際拠点とした、相界面の物理化学的諸現象を議論する人的・技術交流の場を13回(内4回は海外研究者招聘)実現した。また、固体異相界面における欠陥解析とナノスケールでの熱輸送解析を主テーマとする二つの米国・京大間、国内大学間の共同研究への布石を打つことができた。また、次世代信頼性物理学の指標となる新しい概念(ANSHINデザイン)を共有することができた。
今後の展望
本研究期間で着手した米国2大学および1研究機関との協力体制を共同研究体制へと発展させると共に、共同論文執筆だけでなく、継続的な学生交流を実現し教育にも役立てたいと考えている。
関連写真・図
代表者情報
・代表者氏名:江利口浩二
・所属部局名:工学研究科 航空宇宙工学専攻
・自己紹介:京都大学大学院工学研究科物理工学専攻修了後、松下電器産業(株)での勤務を経て2005年に京都大学に戻り、2016年7月から現職。プラズマと固体表面相互作用などの極限環境物理学・欠陥信頼性物理学が主な研究テーマ。
・関連URL:http://www.propulsion.kuaero.kyoto-u.ac.jp/