Research Support
SPIRITS
日本・台湾をコアとした「新」有機機能物質化学分野における国際学術交流ハブ拠点形成
研究スローガン
有機機能物質化学分野における国際学術交流ハブ拠点形成
キーワード
有機機能物質化学、光化学、有機分子エレクトロニクス、超分子化学
研究背景および目的
本プロジェクトの目的は、日本・台湾が国際優位性を持っている有機機能物質化学分野の研究に対して、(1)日・台に加えて欧・米の研究者との交流を図り、日本・台湾をコアとした国際学術交流ハブ拠点形成を目指すこと、(2)光化学、有機分子エレクトロニクス、超分子化学の方向性を取り入れ、有機機能物質化学の枠を越えた新しい分野を切り開くこと、の2点を目的とする。
成果の要約
分子集合体の光化学的性質について有機機能物質化学の観点から検討した。2019年8月に第12回日本―台湾機能性有機分子構築に関する二国間シンポジウムを京都で開催した。日本側、台湾側から次世代PM候補者が多数参加した。それ以外にも代表者は2019年4月にフェニックスで開催された2019 MRS Spring Meetingなどで招待講演を行い、ネットワークの拡大に努めた。
今後の展望
本SPIRITSプロジェクトで形成されたチームは、2020年度以降も国際ネットワーク形成のための資金の援助によりネットワーク拡張を目指すことを考えている。
関連写真・図
共同研究機関
国立台湾大学(台湾)、国立交通大学(台湾)、国立精華大学(台湾)、ENS Cachan(フランス)、インジアナ大学(米国)
代表者情報
・代表者氏名:松田 建児
・所属部局名:工学研究科
・自己紹介:東京大学にて博士(理学)取得。東京大学、九州大学を経て現在京都大学工学研究科教授。研究分野は、分子エレクトロニクスや高機能材料を見据えた物理有機化学。
・関連URL等:http://www.sbchem.kyoto-u.ac.jp/matsuda-lab/index.html