Research Support
SPIRITS
細胞を操作する自己集合体の国際・学際共同開拓
研究スローガン
細胞を操作する自己集合化合物を開拓する
キーワード
自己集合、ケミカルバイオロジー、小分子化合物
共同研究機関
復旦大学
研究背景および目的
本研究プロジェクトでは、自己集合して生理活性を発揮する新しいタイプの生理活性化合物を網羅的に発見し理解する。自己集合することで、単純な小分子化合物では達成できない生理活性を発揮できると期待できる。これまでの古典的な薬物の枠にとらわれない新しい生理活性物質の分野を切り拓く。
成果の要約
京都大学化合物ライブラリーと中国国家化合物ライブラリーをプロファイリングし、合わせて1853個の世界最大自己集合性化合物ライブラリーを作成した。これらの化合物のスクリーニングとその後の化学合成展開により様々な生理活性化合物を得ることに成功した。また、自己集合化合物の研究以外にもケミカルバイオロジー共同研究が生まれ、共著論文を発表した。
今後の展望
本プロジェクトでユニークな生理活性をもつ自己集合性化合物を発見できた。これらの化合物のメカニズム解析を継続する。
関連写真・図
代表者情報
代表者氏名:上杉志成
所属部局名:化学研究所
自己紹介:1995年京都大学薬学研究科博士課程修了、同年ハーバード大学化学科博士研究員、1998年Baylor College of Medicine生化学・分子生物学科助教授、准教授(tenured)を経て、2005年京都大学化学研究所教授に着任。2007年より京都大学物質-細胞統合システム拠点(iCeMS)教授兼務、2012年よりiCeMS副拠点長を兼務。
関連URL:https://www.scl.kyoto-u.ac.jp/~uesugi/ja/index.php