システムアナリシスを用いたスマート農業が農村社会に与える影響に関する研究
研究スローガン
スマート農業技術をうまく活用して持続的な農村地域を実現する!
キーワード
スマート農業、農村地域、日本、インドネシア、モデリング
研究背景および目的
今後も農業人口の減少が見込まれる中で、農業の持続性に向けてスマート農業に大きな期待が集まるが、スマート農業は、農村地域社会に大きな変化をもたらすものである。本プロジェクトでは、共通の課題を抱えつつも社会条件の異なる日本とインドネシアにおけるスマート農業の社会的な影響を分析するためのモデル構築を行うことを目的とした。同時に、インドネシアとの間で研究ネットワーク構築を行い、本テーマにおける将来の共同研究に向けて具体的検討を行った。
成果の要約
本プロジェクトでは、スマート農業が農村地域社会にもたらす影響を分析するためのモデル構築と2国間における将来の共同研究活動に向けて、オンライン・対面での複数回にわたるワークショップを通じて、インドネシアの主要3大学の多くの研究者とのネットワーク構築を行うことができた。さらに、構築したネットワークを通じて、インドネシア国内における外部資金に関する情報収集を行い、1件の外部資金申請を行うことができた。
今後の展望
日本国内に留まらず、国外の様々な外部資金獲得を考慮することにより、共同研究プロジェクトの機会を大きく広げられることが期待される。本プロジェクトで構築したネットワークを活かして、国内外資金による共同研究の機会を模索していきたい。
関連写真・図
代表者情報
代表者氏名: 鬼塚 健一郎
所属部局名: 大学院地球環境学堂
自己紹介: 京都大学大学院農学研究科にて農村計画学を専攻し、修士(農学)を取得後に、民間企業にてソフトウェア開発業務に従事した。その後、農村地域でのテレワーク経験などを経てICTと農村計画の融合を思いつき、博士後期課程に社会人入学し、博士(農学)の学位を取得した。研究テーマは、ICTを活用した新しい農村計画手法の構築、あるいは、ICTが農村地域に与えるインパクトの解明。趣味は、音楽や映画・動画鑑賞。
関連URL:
https://researchmap.jp/7000009565/
https://scholar.google.co.jp/citations?user=xMtGegQAAAAJ&hl=ja