Research Support
SPIRITS

農業用地におけるカーボンニュートラル技術の社会受容性と導入支援ツールの開発

研究スローガン

トランスディシプリナリーで地域裨益とカーボンニュートラルを両立する。

キーワード

食料自給率、エネルギー自給率、遊休農地、トレードオフ

研究背景および目的

Agrivoltaics(営農型太陽光発電)は作物に余剰となる日射を利用し発電と営農を並行して行うことでカーボンニュートラルへの貢献や地域活性化、SDGsの達成にも注目されている。しかし、営農型太陽光発電は、農地の利用によって、食料自給率とエネルギー自給率のトレードオフが課題となっている。このため最適な導入条件や事業モデルを研究する必要がある。

成果の要約

このプロジェクトの目的は産官学連携を構築することであるが、カーボンニュートラルや脱炭素という課題に挑戦する産官学の「ネットワークづくり」が実施できました。特に自治体・企業・コミュニティの人々の暗黙知や知恵を結集することでAgrivoltaics(営農型太陽光)や「脱プラスチック」やInternet of X-things(スマート化)等の研究領域や課題群におけるネットワークの構築がなされ、これらを統合した活動を進めています。

今後の展望

農山漁村地域には課題が山積されていますが、地域裨益型のカーボンニュートラルやSDGs新産業創生を実現することで、このような農山漁村地域の課題解決にも貢献するようなプロジェクトとこれを促進するような研究を実施していきます。

関連写真・図

Agrivoltaics(営農型太陽光)のポテンシャル評価に関する研究成果
農業と脱炭素社会が調和した営農型太陽光の可能性

代表者情報

尾形 清一

代表者氏名: 尾形 清一
所属部局名: エネルギー科学研究科
自己紹介: 専門は政策学・エネルギー学。再生可能エネルギーと情報技術の進化に伴う 社会変化や地域裨益型の社会実装について研究する。2014年から本学経済学研究科特定助教。2016年より本学のスマートエネルギーマネジメント研究ユニットやグリーンエネルギーファームに関する活動に参画。2017年より現職。趣味は「耳学問と民話を聞くこと」