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SPIRITS

リアル・ヴァーチャル光をツールとした「奇妙さ」を含む原子核の性質探究

研究スローガン

奇妙な原子核の性質を実・仮想光子により探究する国際研究チームの構築

キーワード

奇妙さ、原子核、ハイパー核、光子、仮想光子

研究背景および目的

地上において私たちの身体や身の周りの物質を構成する原子の核(その名の通り、「原子核」と呼ぶ)はアップ(u)、ダウンクォーク(d)から成る。それ以外のクォークを含む粒子は存在しないのだろうか? → 地球以外の環境には存在する。その粒子が発現する性質はどのようなものか? 本研究プロジェクトでは、u、dクォークの次に重い素粒子である s クォーク(奇妙さ)を含む粒子の性質を調べる研究を、「光」をツールとして追求する国際研究チームの構築を目指した。

成果の要約

本プロジェクトで主催したワークショップや定期ミーティングにおいて、既存データの解析と解釈、及びそこから展開できる将来研究の企画について議論を行った。結果、奇妙さを含む原子核の発現する特徴的な性質の新しい知見を得ることに成功したとともに、飛躍的発展の可能性を秘めた新しい研究アイディアが生まれた。得られた結果と次ステップの研究アイディアをもとに外部資金の獲得にも成功し、本プロジェクト代表者がリーダーとして率いる国際共同研究の推進力が格段に強化された。

今後の展望

本プロジェクトの成果をもとに獲得に成功した外部資金を活用し、「光」をツールとして展開する世界的にユニークな奇妙さ原子核の研究をさらに推進する。それと並行して本プロジェクトにおいて形成することに成功した国際研究チームをさらに拡大し、新たな方向性の研究発展の可能性も野心的に開拓していきたい。

関連写真・図

仙台において2021年12月に開催したミーティングの際の写真。遠隔会議システムを通して海外研究者とも議論を行った。

代表者情報

後神 利志

代表者氏名: 後神 利志
所属部局名: 理学研究科
自己紹介: 主にハイパー核と呼ばれる地球上には安定的に存在しない特殊な原子核を人工的に生成することでその性質を研究しています。運動も好きですが、読書、ゲーム、映画鑑賞、美術館・博物館や神社仏閣巡りもよくやります。

関連URL:https://researchmap.jp/gogami