デジタルアーカイブの再設計 ~資料の利用のために何をすべきか/何ができるか~
2017年1月21日(土)13時~18時
京都大学北部構内 理学研究科セミナーハウス ← 京都大学総合博物館 南館2階セミナー室 変更になりました
(http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/downlodemap/documents/2016/north.pdf 10番建物)
メンバー
・元 ナミ(京都大学大学文書館・助教/アーカイブズ学)
・齋藤 歩(京都大学総合博物館・特定助教/アーカイブズ学)
・亀田尭宙(京都大学東南アジア地域研究研究所・助教/情報学)
・加藤 諭(東京大学文書館・特任助教/大学史・日本近現代史)
・加藤聖文
(国文学研究資料館・准教授/日本近現代史・東アジア国際関係史)
・渡辺悦子(国立公文書館・公文書専門員/アーカイブズ学)
・寺澤正直
(内閣府大臣官房公文書管理課・公文書管理専門職/図書館情報学)
・橋本 陽(帝国データバンク史料館・研究員/アーカイブズ学)
・平野 泉
(立教大学共生社会研究センター・アーキビスト/アーカイブズ学)
・森本祥子(東京大学文書館・准教授/アーカイブズ学)
ワークショップ概要
様々な研究分野で一次資料として利用される公文書や古文書、
図書館あるいは博物館では扱われないものの研究者間で共有すると役に立つ記録、
長く後世に残しておきたい史資料の情報、
様々な研究資料の目録、
画像、音声、動画 ・・・
これらにオンラインでアクセスできるツールの一つがデジタルアーカイブ(Digital Archive/Digital Archives)です。
元々デジタルアーカイブは、ひとつの組織が、コンピューターで作成したボーンデジタルオブジェクトやデジタル化した資料を、活動の中で記述、検索、閲覧することが目的でした。しかし、現在では個人から組織まで様々な人々が様々なデジタルの資料をウェブ上に公開し、それらもデジタルアーカイブとして広く使われるようになっています。
そこで本企画では、デジタルアーカイブの運営・提供者と、デジタルアーカイブを利用している研究者、また今後、手元の資料を公開・保存しようと思っている研究者たちが集まり、(1)デジタルアーカイブを扱う専門家たちは、デジタルアーカイブをどのように定義しているのか、(2)今後のデジタルアーカイブはどのような可能性と志向をもつのか、について議論します。
デジタルアーカイブについての様々な希望や不満、また、資料の保存と公開に関する基本的な疑問から専門的知識の共有まで、多くのご参加をお待ちしています。
*参加申込みは下記URLからご登録ください (申込み締切:1月20日(金))
https://goo.gl/forms/0nzVnQDK4WYPIBpk2
【プログラム】
13:00-13:15 趣旨説明 元 ナミ(京都大学大学文書館/特定助教)
13:15-13:40 報告1 「研究資源」から見るデジタルアーカイブの課題─京都大学研究資源アーカイブを事例に─
齋藤 歩(京都大学総合博物館/特定助教)
13:40-14:05 報告2 大学アーカイブズにおけるデジタルアーカイブ構築-東京大学文書館を事例に-
加藤 諭(東京大学文書館/特任助教)
14:05-14:30 報告3 伝統的アーカイブズ学の理念を反映したデジタルアーカイブ
橋本 陽(帝国データバンク史料館/研究員)
14:30-14:55 報告4 デジタルアーカイブ構築における機関連携の可能性と条件― イギリスの事例から―
渡辺悦子(国立公文書館 公文書専門員)
14:55-15:10 *休憩 coffee and tea break
15:10-15:35 報告5 地域研究資料の共有とデジタルアーカイブの距離
亀田尭宙(京都大学東南アジア地域研究研究所/助教)
15:35-16:00 報告6 アーカイブズ記述のための概念モデル(RiC)の動向―Draft 0.1版の概要―
寺澤正直(内閣府大臣官房公文書管理課/公文書管理専門職)
16:00-16:25 報告7 ユーザーが語るデジタルアーカイブに必要な機能と限界
加藤聖文 国文学研究資料館/准教授
16:25-16:40 *休憩 coffee and tea break
16:40-18:00 ディスカッション(参加者を含む)
コメント: 平野 泉(立教大学共生社会研究センター/アーキビスト)
森本祥子(東京大学文書館/准教授)
18:30-20:30 懇親会(参加費 4,000円程度。場所未定)