Workshop
ワークショップ

第9回 超分野大喜利
自然災害からの復興と居住地選択
ー全体最適と部分最適の狭間でー

開催日

2022年9月4日(日)13:00~16:00

会場

Zoom

ワークショップ概要

人類は利便性や自然の恵みを求め、低地や河川沿いに居住地を拡げてきた歴史を有する一方、縄文海進に見られる海面上昇による居住地移転の足跡は自然との距離感を常に再定義してきた歴史であると言えよう。翻って現代では、繰り返される自然災害に対する適応策としての撤退(移住)論(Managed Retreat)への注目が高まっている。人口減少社会にある日本では、コンパクト&ネットワークのまちづくりとして、立地適正化計画の策定が進められ、都市における人口密度の維持と過剰なスプロールの抑制が求められている。特に水害常襲地における災害復興に伴う居住継続選択は、社会全体の最適化とはならない可能性があり、個々人の定住選択(部分最適)との緊張関係が生じうる。第9回超分野大喜利では、自然災害からの復興と居住地選択に焦点をあて、全体最適と部分最適の二項対立の乗り越える中庸的視座の獲得を目指す。

超分野大喜利とは?

異なる分野を専門とする大学院生や若手研究者・社会人が集い、異分野融合的なおもしろい発想を創発させる対話の場。毎月、話題提供者をお迎えし、普段の研究や仕事の中で考えている問いを紹介し、その問いに対して参加者の専門分野の視点を活かして一緒に考えることで、専門分野を「超」えた視点の創造を目指す。

対象

大学院生(修士課程・博士課程) または 修士号・博士号を取得した若手研究者・社会人

専門分野やテーマに関係する知識の有無等は不問です。異分野大喜利では、多様な分野を専門にする参加者の皆様に対話していただくことを期待しております。そのため、事前知識なしで企画に参加いただけるように考えて運営をしておりますので、どんな方でもお気軽にご参加ください!

参加登録

参加登録は下記リンクからお願いします。
登録締め切り:9月1日(木)
https://forms.gle/3oUH4UBp7KbSa8s88

話題提供者プロフィール

東京大学 先端科学技術研究センター 特任助教 大津山 堅介
1982年生まれ兵庫県出身。関西学院大学総合政策学部を卒業後、民間企業を経て京都大学地球環境学舎にて修士課程修了、京都大学工学研究科建築学専攻にて博士課程修了。博士後期課程在籍時にフルブライト奨学金に採択され約1年間米国イリノイ大学アーバナシャンペーン校にて客員研究員(2018-19)。2020年4月より現職。博士(工学)、専門は復興計画、都市計画。博士論文に対する日本都市計画学会論文奨励賞(2021年)を受賞。

問い合わせ先

超分野大喜利プロジェクト:夫津木廣大(京都大学博士課程)
futsuki.kouta.22u★st.kyoto-u.ac.jp ←★を@にご変換ください