Workshop
ワークショップ

「映像から考えるableism再考研究プロジェクト」 
対面workshop II

開催日

2024年3月4日(月曜日) 14:00〜17:00

会場

京都大学文学部校舎地下1F 大会議室

ワークショップ概要

2023年に引き続き、2度目の対面workshopを開催します。第1部では、昨年11月23〜24日に京都大学11月祭の期間中に行われた、「貸し出したけし& 語りノヴァ」の様子を記録したドキュメンタリー映画『障害と健常』を上映しながら、ableismについて考察します。また、第2部では、今後どのように本研究を発展できるかについて、各人の学術領域の中での本題に関係する既存研究の紹介や、また新しい切り口の提案をしながら、新たな研究の可能性について討論する予定です。

参加者

• 久保田翠(NPO法人、知的障害者クリエイティブサポート・レッツ理事)
• 谷本拓郎(京都光華女子大学、心理学科心理学研究科臨床心理学専攻、専任講師)
• 角尾宣信(和光大学表現学部総合文化研究科、映画研究、専任講師) 
• 出口康夫(京都大学大学院文学研究科、哲学教授)
• 吉田寛(東京大学大学院人文社会系研究科、美学准教授) 
• ミツヨ・ワダ・マルシアーノ(司会、京都大学大学院文学研究科、映画・メディア学教授)
• 稲石奈津子(京都大学、学術研究展開センター [KURA]、リサーチ・アドミニストレーター)
• Assistant: 國永孟(京都大学大学院人間・環境学研究科 映画研究 博士課程)

当日スケジュール

14:00〜14:10
Workshopのアジェンダ説明 (一年間の振り返り)

14:10 第1部
2023年度京大11月祭 (NF)中に撮影された映像から制作されたドキュメンタリー映画 『障害と健常』 (52 min.) 上映

15:10〜16:00 
『障害と健常』から見えてくるもの、今後の課題について
• 作品に関するQ&A
• 角尾宣信 「ドキュメンタリー映画『障害と健常』につい て考察」
• ミツヨ・ワダ・マルシアーノ 「作品の製作・監督からの提案」

考察要項
・ 映像を見ながら貸し出しタケシ+ノヴァ哲学カフェを振り返る
・今後、映像研究とableism研究との交差をどのように学術レベルで続けられるか——大学とノヴァ、「健常」と「障害」との結びつきを、どのように考察及び発信できるか?

16:00〜17:00 第2部
「ableismを考える研究会」を、どのように今後展開できるかについて、それぞれの領域からの考察

問題提起
各領域で、映像やドキュメンタリーと交差させながら健常や障害について考えていらっしゃるような研究(書籍あるいは論文)はあるのかどうか。各学術領域では、障害・健常主義に対する研究として、どのようなものがあるのか。今後の予算獲得をどのようにするか?

• 谷本拓郎 (心理学研究・臨床心理学、犯罪心理学)
• 出口康夫(哲学、「できなさかげん」研究)
• 吉田寛 (美学、musicology、ゲーム研究)
• 久保田翠 (知的障害者 福祉施設からの提案、要望)
• 稲石奈津子(学術研究展開センター [KURA]、リサーチ・アドミニストレーターとしての助言)

17:00 終了