Workshop
ワークショップ

IPECON(International Political Economy Conference)&I-1グランプリ2021

開催日

2021年2月18日(木)  21:40-24:00

会場

IPECON-1「バイデン政権とリベラル国際秩序」(Zoom、英語使用、欧米時間帯)

メンバー

【代表者】
坂出健(京都大学公共政策大学院准教授)

【代表者以外】
安武智就(京都大学経済学部2回生)
上岡利暉(京都大学経済学部2回生)

ワークショップ概要

原始学問は学際であった。近代自然科学の泰斗アイザック・ニュートンは、錬金術師であるのみならず、イングランドの造幣局庁長官として、貨幣制度を銀本位制から金本位制に転換した。哲学者として知られるデイビッド・ヒュームの金貨流出入機構説は国際マクロ経済学の端緒であるし、彼の勢力均衡論は国際政治学の源流である。その後、近代科学は自然科学と社会についての科学に、社会についての科学は人文科学と社会科学にさらに枝分かれし、国際関係を扱う学問分野といっても、政治学・法学・経済学・経営学と細分化され、相互に意見の交流が乏しいのが現状である。わたしたちは国際関係論が置かれたこうした状況を鑑み、ひろく国際政治学・国際法学・国際経済学・経営学を学び、逐次、国際関係の枢要な問題に取り組む中で、細分化した国際関係論の再統合をすすめなければならない。ラトゥールのアクター・ネットワーク論とブルデューのハピトゥス論に基づき、シンギュラリティ以降の都市における人間・国際的な都市のネットワークを想定する「新しい都市」論を国際関係の視点から考察する。

【プログラム】

基調報告 Hubert Zimmermann(Professor Politikwissenschaft, Universität Marburg)国際関係論

報告 Gabriele Vogt(Professorin für Japanologie (W3) Direktorin des Departments für Asienstudien)国際社会学・女性学

日本人研究者による報告(1~2本)

討議(使用言語-英語)

学生も参加