Research Platform
分野横断プラットフォーム

超分野大喜利プロジェクト

異なる分野を専門とする大学院生や若手研究者・社会人が集い、異分野融合的なおもしろい発想を創発させる対話の場。毎月、話題提供者をお迎えし、普段の研究や仕事の中で考えている問いを紹介し、その問いに対して参加者の専門分野の視点を活かして一緒に考えることで、専門分野を「超」えた視点の創造を目指す。

代表者桑島 修一郎 京都大学大学院総合生存学館 特定教授
(イノベーション論、産学連携論、科学技術政策論、X線解析学)
メンバー武田 秀太郎  京都大学大学院総合生存学館 特定准教授 (計量サステナビリティ学、エネルギー経済学、核融合工学)

田中 勇伍   公益財団法人地球環境戦略研究機関 研究員(エネルギーシステム、公共政策)

塩山 皐月   京都大学大学院総合生存学館 一貫制博士課程5年 (比較教育学、ジェンダー学)

夫津木 廣大 京都大学大学院総合生存学館 一貫制博士課程4年 (国際政治学、人道支援論)

大木 有    京都大学大学院総合生存学館 一貫制博士課程3年 (ネットワーク科学、社会物理学)
連絡先夫津木 廣大:futsuki.kouta.22u@st.kyoto-u.ac.jp
関連情報https://twitter.com/choubunya
https://www.instagram.com/tyobunya_oogiri/
超分野大喜利レポート:https://majime-zine.com/archives/tag/beyond-particular-field
主な活動場所オンライン

企画目的

 「異分野融合」や「学際的研究」という言葉が持つ存在感が日々増しています。しかし、普段、専門分野の枠組みの中で自らの研究に向き合っている研究者にとって、異なる分野の考え方を理解して、その上で従来の学問分野の枠を超えた視点を持つということは全く容易なことではありません。そのため、多くの研究者が「異分野融合」や「学際的研究」によって、どのようなおもしろい発想が生まれるか、ということに対して実感を持つことができずにいます。
 私たちが、超分野大喜利で目指すのは、多様な分野を専門にする大学院生や大学院を修了した若手研究者・社会人が集い、お互いの違いを理解しあう中で従来の学問分野の枠を超えた「おもしろい」発想が創発する対話をつくることです。今まで誰もが思いつかなかったような「おもしろい」ことは、既存の学問分野に支配された発想からは生まれてきません。自分とは異なる他者の考え方を受け入れることで、自分が当たり前のように前提としてきたものを疑い、その上で従来の学問分野の視点を超えた新たな地平が開けると、私たちは信じています。
 超分野大喜利はこのような「おもしろい」異分野融合的発想が創発する対話をつくるための実験の場です。私たちは、本企画の実践を通じて、対話の場から異分野融合的発想を創発させるための方法論を確立していきたいと考えています。さらに、企画に参加する大学院生や大学院を修了した若手研究者・社会人が対話を通じ、学際的なコミュニケーションによって自らの認識の変化を実感する機会をつくりたいと思います。対話の場から生み出された発想と参加者が感じた変化の双方が、超分野大喜利から生まれるアウトプットであり、私たちの考える「異分野融合」や「学際的研究」の価値です。

企画概要

形式:ワークショップ(月1回程度の開催)
毎回、話題提供者1名を招聘し、対話のテーマと問いの提示を行う。提示された問いに対して、参加者同士が数人のグループに分かれて対話を行う。また、異分野間の対話を促進するために、各グループには2名程度のファシリテーター(大学院生)が参加する。
参加人数:各回20名程度
対象:大学院生、学部生、あるいは、若手研究者や社会人

ワークショップ